令和の時代を迎え4年が過ぎましたがコロナ禍により、従来からの社会の構造そのものが大きく変化している今日において、グローバル化に伴うIT化やIoTの発展はとどまることなく加速しています。一方で、大規模な自然災害の発生や、市場原理主義による格差社会、超高齢社会と少子化に伴う人材難や事業承継等の課題は変わらず山積し、更には今後消滅していく自治体すら増加傾向にある中で、私たち青年会議所は自身が住み暮らすまちの課題を一つでも解決し、地域とともに明るい豊かな社会の実現に向けて相当の意志と覚悟をもって取り組んでいかなければなりません。
また、この様な状況下で我々が今後更に地域を発展させ、島原青年会議所が地域を牽引していく力強い団体であるためには、この目まぐるしく変化する時代において同じ時間を共にする仲間たちとしっかりとスクラムを組みながら、地域を支える青年経済人としての側面をこれまで以上に認識し、その時代に合った活動・運動を日々展開していく必要があります。
そして、単年度制による不連続の連続によって成長・発展してきた島原青年会議所の存在を次代へつないでいくためには、これまで以上に継続的且つ安定的に成長し発展できる団体でなければならず、それを実現する為には、LOMとしての存在意義を再認識できるよう、地域の将来を見据えた活動・運動を展開していくことが必要不可欠であると考えます。
2023年度のスローガンは、点を人に例え、地域・社会にとって島原青年会議所やメンバーの一人ひとり、そして地域を構成する全ての人達がこの地域・社会にとってかけがえのない重要な役目・役割を担う必要不可欠な存在であるという願いを込め、「TENSEI(点睛)~我ら礎。継・繋・結(kei)の心で地域の未来を切り開け~」としました。