防災事業「HUGして守る我らの命」

【防災事業「HUGして守る我らの命」】

令和3年5月21日、島原復興アリーナにて「HUGして守る我らの命」~雲仙普賢岳災害に学ぶ避難所運営のあり方~と題して、防災事業を開催しました。

雲仙普賢岳大火砕流が発生し、30年が経ちます。命を守るための適切な避難方法や避難所運営について、国土交通省長崎河川国道事務所雲仙砂防管理センター センター長の西島純一郎様と日本防災士会長崎県支部 支部長の旭芳郎様を講師にむかえ、島原青年会議所メンバーや消防団、島原市役所職員の方へ講演を行って頂きました。

まず、西島様より雲仙砂防管理センターの紹介と溶岩ドームにおける危機管 理についてご講演頂きました。島原半島特有の防災特性を知ること、他の地域にない災害リスクがあること、火山防災の難しさなど教えて頂き、その中でも防災が目指すところとして、まずは命を守ることが大事だと改めて感じさせられました。

次に旭様より避難所の役割や機能、運営の課題など教えて頂きました。そしてHUGゲームと言って実際にコロナ禍で災害が発生した場合を想定してゲーム形式で避難所運営を参加者で行いました。さまざまな事情を抱えた避難者がいる中で備蓄品の状況、突発的な出来事に対して、的確な判断が求められ運営を行わないといけません。改めて避難者運営の大変さを知ることができました。

今回の防災事業を通じて、まずは命を守る行動をすること、命を守るためにも防災の知識が必要なのことを再認識しました。

ご講演頂いた、西島様、旭様、誠にありがとうございました。